#ビバ丼オフ in 名古屋2024 参加レポート

Vivaldi Social というマストドンサーバーがある。その名の通り、あの世界的に局所的な人気を誇るブラウザの Vivaldi で有名な Vivaldi Technologies が運営している。グローバルサーバーでありながら、日本語の投稿が多く、日本語で投稿する人たちの多くは、このサーバーの愛称として「ビバ丼」を用いている。

ビバ丼では、これまでも何回か突発的・なしくずし的なオフ会は開催されてきたものの、計画的なオフ会は実ははじめて。まずは、このオフ会の発起人であり、主催してくださった nenaさんに特大の感謝を! ありがとうございます!!


2024年1月4日。オフ会は、名古屋駅近くのレンタルスペースで開催された。企画当初は多くても10人くらいだろうと言っていたのに、蓋を開けてみれば、収容人数24名のスペースに約20人が集まった。関東・関西はもちろん、北海道や福岡から遠路はるばるやって来られた方もいらっしゃった。

そういう自分も関東からノリノリで参加した。前夜楽しみすぎて3時間しか眠れていない。まるで遠足前の小学生である

まずは自己紹介を兼ねて、持参したお土産を紹介していった。そのときの画像が下の写真である。

全国各地からやってきた参加者のお土産が机の上に並べられる(これはほんの一部。本当にすごかった)

全国各地の美味しそうなお菓子やお酒。これだけで、各地から人々が集まったということが分かる。この写真はまだ序盤のもので、まるで物産展のようであった(どの記事も物産展のようと書いていらっしゃるが本当にそう)。

出会うはずのなかった 博多ひよ子 と 東京ひよ子 が出会ってしまったり……

個人的には名古屋のご当地お菓子ということで「しるこサンド」をたくさんいただいた。また福岡からやってきた「ポテトチップス 九州しょうゆ味」は幼少期の思い出の味で、再び噛み締めることができ、とても嬉しかった (実は中国地方でも売っており、子どもの頃一番好きな味だった)。

とにかくこのような感じで、最初は探り探りだったものの、食べ物・飲み物でいつの間にか打ち解けあっていった。とてもビバ丼らしいスタートであった。


時系列は前後するが、会の途中で、ちょむてごんさんが持ち寄ってくれたお紅茶を出してくださった。とても美味しくて、自分はずっと美味しい〜!!と言っていたところ、キッチンでお紅茶を淹れてくださっていたちょむてごんさんに聞こえていたようで、後程このようなメッセージをいただいた。ちょっと恥ずかしくもあり、でもよかったなとも思う。

さらに今回は残念ながら参加できなかった KOBAYANさんから贈られた八女茶の和紅茶! 離れていても、同じものを同じタイミングで飲む。めっちゃエモい。


さて、Vivaldi Social の集まりということで、Vivaldiらしいことを喋ろうということに。まずは Vivaldi を使う前はなんのブラウザを使っていたのかを聞いてみよう、ということになった。

結果、やはり圧倒的に Chrome からの乗り換えが多かった。個人的には、SRWare Iron もなつかしい(学生のころに Opera と併用してよく使っていた)。

また、「難民」をしていたという声も。日常的に使うブラウザで「しっくりくるものがない」というのは、かなり悲しいことなのかもしれない……しかし Vivaldi は「しっくりくる」まで弄り倒せるオアシスである。

また、Vivaldiを使いはじめた理由として、とくに縦型ブックマークタブタイリングなどが挙がった。やはり、多用なカスタマイズ性に惹かれる人が多いようだ。

また、Vivaldi Social 経由で Vivaldi を使いはじめたという方もいらっしゃった。そういう自分も、Vivaldi Social をはじめてから、Vivaldi のことをより好きになった者の一人である。Vivaldi Social は Vivaldi を知るきっかけになり得ているように思う。

一方で、ブなんとか っていうブラウザを使っている方が何名かいらっしゃった。うーん、なんのことだか検討が付かない

とりあえず、その なんとかブ というブラウザを使っている人たちの話を聞いていくなかで、Vivaldi に改善が必要な点は何なのかを挙げてみようという話に。

やはり真っ先に挙がるのは 翻訳機能。これはおそらくこの場にいる全員が深く共感する部分であった。。。。。。1

実は、Vivaldiの翻訳機能はうまく動かないことがある。Vivaldiの翻訳機能は Lingvanex のエンジンを Vivaldi がセルフホストしていてプライバシーにも配慮してる素晴しい仕組みなのに、この圧倒的な強みを活用しきれていないのはとても悲しい。

日本語以外でも発生しているらしく、すぐには対応できないかもしれないけれど……改善されるといいなあ……。

また、モバイル版 Vivaldi の話も出て、多くの人が使っているようだった。昨年、iOS版がリリースされたことで、iOSでも、同期機能をフル活用して、デバイス間の行き来がより快適にできるようになった。

また、Vivaldiのよいところとして、やはりワークスペースや、やっぱり便利なカスタム検索エンジンなどが挙がった。

このように、いろいろ設定を触って自分好みにできちゃうVivaldiだけど、個人的にはデフォルト設定もいい感じに厳選されていて、そのままでもお気楽に使えちゃうのもいい点だと思う。ちょっと惹かれてしまった人は、お気軽に試してみるといいんじゃないかと思ったりする。


さて、ここでケーキが到着。なんと、この日に20歳のお誕生日を迎える DANballさんのために nenaさんがケーキを贈呈。DANballさんのマスコットが描かれたケーキ、かわいい……!!

最近の20歳は過度に真面目である。どうしてもこの場にいる人数で等分すると言うのだ。

その結果……

とにかく、そのときの人数で等分されたケーキを自分も一切れいただいた。とても美味しいケーキであった。

DANballさんはこの日からお酒解禁ということで、いろんなお酒を楽しまれていたようだ。はじめてのお酒からクセがすごい。ぜひ、楽しいお酒ライフを送っていただきたい。

また、DANballさんがメインパーソナリティ(+ 企画・運営その他いろいろ)をされている「おうどんラジオ」の公開収録も行われた。この日は生SEの豪華版。YouTubeにもアップロードされるはずなので要チェック。会の雰囲気がどのようなものだったか分かるような内容になっているはず。


さて、Vivaldiといえば、Opera時代から続くピザの提供。過去Opera や Vivaldi はユーザーの会合にピザを送ってくれていた(おごらされていた……?)という歴史がある。

そして今回も、Vivaldiはピザをおごってくれた!!

主催の nenaさんとVivaldiチームの kaoriさん のご尽力の賜物だ。そしてもちろん、Vivaldi Technologies の海よりも広く深い心に感謝。

本当にありがたく思いながら、お肉の乗ったピザを2切れ程頂戴した。これまでのどんなピザより美味しかった。

実際、こういうところが Vivaldi に惚れちゃう理由でもある。


さらにプレゼント抽選会も開催された。Vivaldi Technologiesから贈られたノベルティのほか、参加者の kyu3さんからもVivaldiグッズや各種ガジェット、そしてなんといっても tas教授さんからの REAL FORCE (ほぼ未使用品)。

REALFORCE は厳選なるジャンケン大会の結果、北海道から参加のかすまるさんがゲット。おめでとうございます!!


Vivaldi Social は、Vivaldiが運営しているというだけで、興味も年齢も属性も居住地もまったくのバラバラ。何らかの理由で Vivaldi にご縁があったという、その一点だけが共通点。本名も顔も知らないのに、いつも何を食べているのかだけは、なんとなく知っている——そんな不思議な関係の人々が実際に会って、なぜかこんなに暖かい雰囲気になる不思議。

集合写真のこのなんとも「のどか」な感じが、このコミュニティのあたたかさを象徴していると思う。

やっぱり、Vivaldi に不思議な魅力があるからなんだろうなと思う。My Operaがなくなったとき『コミュニティの存在がなければ、それは「Opera」ではない』ってテッちゃん2は言っていた3。「自分たちが誇りを持てる製品とそれに伴うユーザーコミュニティーがなければ意味がない」って冨田さん4も言っていた5

Vivaldi は “A Browser for Our Friends” だ。ちょっと大袈裟に言えば、Vivaldi Social を媒介に、顔の見えなかった「Vivaldi の友人たち」の日常を垣間見ることができるようになった。そして、この日のオフ会で、多くの人と直接会うことができたのだ。「Vivaldi の友人たち」は、みんなどこか真剣で、楽しむことが好き。とても素敵な人たちだった。

自分はといえば、このあたたかい雰囲気に終始おんぶにだっこ。でも、それで大丈夫。

そう……みんな尋常じゃないくらい優しい人たちだったんス……。さりげなくバッグパックを誉めてくれながら、開いてるよぉーって閉めてくれるんス……。ホント優しい……。

と、とにかく、そういうことなんスよ……!! (どういうこと?)


ほかの方のレポート記事も併せてどうぞ ! どれも読み応え抜群っス👀


  1. Vivaldi内臓の翻訳機能は翻訳がうまくいかないことが多い。たとえばほかの言語から日本語へ翻訳させると、読点が大量に発生してしまうことがある。 ↩︎
  2. Vivaldi Technologies の CEO Jon Stephenson von Tetzchner氏 のこと。テッちゃんと呼ばれている経緯は「テッちゃん」と呼ばせろ – ピザオフで話したこと(5) – 新しいTERRAZINE を参照のこと ↩︎
  3. 第122話:Vivaldiが再演するオペラ魂 – #モリトーク – 窓の杜 ↩︎
  4. Vivaldi Technologies の COO 冨田龍起氏のこと。 ↩︎
  5. 「ユーザー数日本が一番」――新興ブラウザ「Vivaldi」 「Opera」創業者語る「ユーザーは友人」とは – ITmedia PC USER ↩︎

ところで、先程の投稿は 2024年1月5日 21:06。オフ会は2024年1月4日だったはずだ……どうしてオフ会の翌日の21時の時点で寝不足になっているのだろうか……そちらについてはまた別の記事にてご報告する—— 続報を待て!! (予定は未定です)


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